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漢方薬を使う病気

現代医学が発展する以前、中世の時代にはペストや天然痘、結核、ハンセン病、梅毒などの感染症により多くの人が若死を余儀なくされていましたが、ワクチンや抗生物質の発見により、これらの病気の多くが廃れていきました。

医学の進歩とともに幼児の死亡率は劇的に低下し、病気というものの様相が大きく変化しています。高齢化が進み生活習慣病が問題視される中、さまざまな薬剤が開発され使用されてきましたが、ワクチンや抗生物質のように劇的な効果を持つものは少ないのが現状です。

生活習慣病に対する有力な選択肢が漢方薬で、西洋薬にはない長所が幾つかあります。高齢者が多数の薬剤を飲み続けているケースが多く見られますが、漢方薬は一つの方剤が複数の病気や症状に対して効果を発揮するため、薬の数を減らすことが可能となります。一般的に薬を多く飲めば飲むほど副作用の問題が生じやすくなりますが、漢方薬こそがこの問題を解決する有力な手段なのです。

漢方薬には副作用がとても少ないというメリットがあります。特効薬といわれる薬でも、副作用の問題によりそれが使えない場合があります。そんなケースでは漢方薬が代替案として浮上します。

血の巡りが悪い状態を御血といいます。現代医学では微小循環障害といわれ、さまざまな生活習慣病や慢性疾患に関わる重大な問題ですが、これに効く西洋薬はありません。一方、漢方薬にはさまざまな駈瘀血剤があり、内臓や脳のさまざまな病気に対して劇的な効果をあげています。

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