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漢方薬の理論

中医学の四診で得られた情報をもとにして弁証論地を行います。弁証にはさまざまな種類がありますが、複数の方法を組み合わせて診断し、治療法を決定します。

臓腑弁証

五臓六腑の病的な状態から、病気の状態を判断する方法です。五臓とは肺、心、脾、寒、腎であり、六腑とは胃、胆、小、大腸、膀胱、三焦を指します。

八綱弁証

東洋哲学は、世の中を相反する二つのものに分類する二元論を基本としています。中医学は東洋哲学の考えを受け、「陰陽」「虚実」「表裏」「寒熱」の4対、計八つの要素により病気を捉えます。

六経弁証

風邪やインフルエンザといった「傷寒」が、六つの段階を経て進行していくという考え方です。その六段階とは太陽、陽明、少陽、太陰、少陰、厥陰の三陰三陽のことです。

衛気営血弁証

暖かい地方の伝染病である温病が、「衛分」「気分」「営分」「血分」の四つの段階を経て進行していくという考え方です。

気血水弁証

人間の体を作り上げる基本が気血水です。気とは体の働き、血とは血液など物質的な栄養分を意味し、津液ともいわれる水は体を潤す役割を担っています。

三焦弁証

上焦とは心と肺、中焦とは脾胃と肝胆、下焦とは腎膀胱と大腸、小腸のことです。三焦弁証では、温病が上焦で始まり下焦で終わるという理論が構築されています。

経絡弁証

体表には経脈と絡脈という12の経絡が走り、それぞれが臓腑と結びついています。病邪がどの経絡を犯しているかを診ます。

病邪弁証

病因には外感と内因があり、これらを合わせて病邪といいます。外感には風邪・寒邪・湿邪・火邪・燥邪・暑邪の6淫があり、火邪の弱いものを熱邪と表現します。邪には飲邪、毒邪、虫邪もあります。内因には気滞・血於・痰飲・水腫の四つの病理産物があります。

外感熱邪弁証

細菌やウイルスなど外敵の侵入により、病気が発症するという理論です。感染症以外では寒冷、暑熱、湿気などにさらされることも含みます。

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漢方治療

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