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ほっぺたの裏側に口内炎のような歯の形にそったものが出来ます

2015/11/16

相談: (39歳 女性)

ここ何年かほっぺたの裏側に口内炎のような歯の形にそったものが、出来ます。気になって噛んでしまうと、血がしばらく止まらなくなり、ただれたような感じになります。しばくは痛みがあり、少し腫れがあります。 歯医者さんに行く時聞くのですが、噛み合わせの問題と言われました。
でも同じ症状がずっと続いているので、気になってご相談させて頂きました。何も心配ないなら良いのですが…

回答:口腔内科 樋口均也

頬粘膜の歯痕は、歯ぎしりや食いしばりによる可能性が高いといえます。たとえ食いしばっていなくても、上下の歯が接触し続けているだけで頬粘膜に歯痕がつきます。これを歯列接触癖(TCH)といいます。
噛み合わせが悪いといわれたようですが、歯並びや噛み合わせに問題があると、頬粘膜を誤って噛んでしまうことがあります。歯並びや噛み合わせを治すことで症状の改善が期待できますが、実際に治療するのはなかなか大変でしょう。 また、歯痕ではなく頬粘膜にガンが生じているケースもありますが、既に診察を受けられているので心配は無用でしょう。

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