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朝起きると口の頬粘膜に白いのりみたいな物がついています

2012/6/20

相談: (42歳 女性)

最近、朝起きると口の頬粘膜に白いのりみたいな物がついています。手で簡単に取れますが、匂いもないです。この症状はなんでしょうか?

舌の痛みなどはありません。朝が多いような気がしますが、日中や夜にはありません。今までこのような症状はなかったので心配です。よろしくお願いします。

回答:口腔内科 樋口均也

頬粘膜に付着したのり状のものの正体として、いくつかの可能性が考えられます。まずは食べ滓などの汚れが付着している場合ですが、何日も続くことは考えにくいでしょう。

次に唾液や血液、細菌、粘膜上皮などが混じって白く固まっている場合です。舌の上にできる舌苔や扁桃腺(口蓋扁頭)にできる膿栓はこのようにして発生しますが、ドライマウスで口が乾燥していたり、細菌感染や粘膜の荒れが生じているとできやすくなります。対策として口の中を清潔にし、潤いを保つことが必要です。

また、急性偽膜性カンジダ性とよばれるカビが繁殖すると白い膜ができますが、抗真菌剤を用いてカンジダ菌を除去する必要があります。

その他粘膜白体が変性して白くなり、剥離する「剥離性口内炎」などが挙げられます。

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